
この記事ではマレーシアの大学の寮の実例と、寮以外の住居のについて解説します
この記事でわかること
マレーシアの大学の寮の実例
寮以外の住居の探しかた
マレーシアの住居事情
この記事がおすすめの人
マレーシアの大学に進学する予定の人
大学の寮について
マレーシアの大学の寮は大学の敷地内にあることが多く、一人部屋、二人部屋、場合によっては四人部屋など色々なタイプの部屋があります。
月々の家賃については、月額1万円以下の部屋から5万円を超える部屋までとても幅があります。
傾向として国公立大学の寮は家賃が安く、都市部の私大は家賃が高めです。
住居関連の手続きが学内で完結するので、最初に住む場所として選択する学生が多いです。
テイラーズ大学の寮

私立大学の寮の例として、まずは日本人が多く留学しているテイラーズ大学の寮を紹介します。
テイラーズ大学の寮は大学の敷地内にあり、バストイレなしの二人部屋から一人部屋でシャワーやミニキッチン付きなど部屋タイプの選択肢が豊富です。

月々の家賃は二人部屋で4〜5万円、バストイレ付きの一人部屋の場合は6〜9万円程度です。

ミニマートが併設されており便利なだけでなく、共有スペースなども充実していることから寮生同士の交流もしやすい環境です。
なお、テイラーズの一人部屋はすぐに埋まってしまうので、一人部屋がいい人はオファーレターをもらったらすぐに申し込んでおいた方が良いです。
UCSIの大学寮
次は国公立大も合わせたランキングではマレーシア国内7位のUCSI大学の寮を紹介します。
UCSI大学は、マレーシア国内にいくつかキャンパスがあります。
そのうちのクアラルンプールキャンパスには、学外のコンドミニアムのほか、大学が管理する寮が2棟あります。
月々の寮費は、バストイレなしの二人部屋は25,000円(700RM)〜、簡易キッチンやバスルーム付きの一人部屋の場合はおおよそ60,000円(1800RM)です。

寮費の支払いは学期単位で、在籍する学部によって金額が異なります。

キャンパスの上階のEブロックの寮にはホテルが併設されており、ランドリーサービスも利用できます。
エアコンやWifiも備わっているため、快適な生活を送ることができますね。
ペトロナス工科大学の寮
次はマレーシアの国内の大学ランキングで私立大第3位の、Universiti Teknologi PETRONASの寮です。
ペトロナス工科大学の寮はテイラーズ大学やUCSI大学の寮と違い、ローカル色が強い一方、家賃が安いです。
例を上げるとバストイレ共同のシングルルームの場合は月々9,800円(280RM)、二人部屋の場合は8,000円(230RM)です。


立地的にやや不便な位置にあるUTPですが、寮にはミニマートやカフェテリアなどが併設されているため普段の生活でそれほど困ることはありません。
家賃にはWifiや光熱費も含まれていることを考えると、とても良心的な値段です。
マレーシアサインズ大学の寮
Universiti Sains Malaysiaは、マレーシア国内で3位の国立大学です。
サインズ大学の学生寮の家賃は、二人部屋で1ヶ月300RM(10,500円)、一人部屋は1ヶ月510RM(17,850円)とリーズナブルです。

ただ、サインズ大に限らず国公立大の寮はのトイレはローカル色が強くシャワーはお湯が出ないこともあります。
そのため、日本と同じような住居環境を望む学生は付近のコンドミニアムに住むことをおすすめします。
コンドミニアムのハウスシェア
ここまでは大学の寮を紹介しましたが、マレーシアでは「コンドミニアム」と呼ばれるプールやジムが備わった、リゾートホテルのような住居があります。
コンドミニアムは、ユニットごと借りるとそれなりに金額が嵩むのですが、ひとつのユニットを何人かでハウスシェアする場合、3万円も出せば日本では考えられらないような豪華な家に住むことができます。

マレーシアでコンドミニアムを借りる時には基本的に保証人は必要なく、また、家具付きであることが一般的であるため、引越しが簡単です。
物件を探す際は、Propertyguruやiproperty、シェアメイトの条件を設定して検索できるibilik、格安物件を探す場合はローカル色が溢れるRoomGrabsで見つけられます。
Room Grabsは契約期間が1ヶ月の物件も掲載されているので、短期貸し物件を探している人は利用しやすいかもしれません。

なお、マレーシアでは大家さんや不動産屋とはWhatsApp(LINEのようなもの)で連絡を取り合うことが一般的なので、あらかじめインストールしておくと良いでしょう。
サンウェイエリアの場合
日本人が多く通う大学が集まるサンウェイエリアの場合、上記で紹介した物件検索サイト以外にも、Sunway Room Rentalsのようなフェイスブックのグループに掲載されている投稿から物件を探すこともできます。
また、SimpleKeyz、 Urban Room Property、Southrop Residences、Izumi property managementでは、学生を対象にしたサービスアパートメント(共有スペースに定期的に清掃が入る)を提供しています。
他に、バスルーム付きのシングルルームがコンドミニアムよりも安い学生向け物件のRooMa Student Residence、Uni Suiteも学生に慣れておりおすすめです。
サンウェイエリアは、キャノピーウォーク(Elavated Canopy Walkaway)を利用すると、サンウェイ大学やモナシュ大学だけでなくテイラーズ大学からも徒歩でアクセスできます。
キャノピーウォークはダイソー、MUJIがあるSunway Pyramidやスーパーマーケットや病院があるBRTのSunMed駅にも繋がっています。

寮を出たい、または寮には入りたくないという人はぜひ参考にしてください。
虫対策について
マレーシアはデングウイルスを媒介する蚊が生息する地域であるにも関わらず、網戸がないことが一般的です。
そして、網戸が一般的ではないマレーシア国内で網戸を探すのはとても大変です。
そのため、窓を開けるのが好きな人は窓枠につけられる簡易網戸のようなものを日本で購入して持っていくことをおすすめします。
細かいですが、マジックテープで開閉するタイプのものは使っているうちに土台から剥がれやすくなってくるのでマグネット式の方がストレスなく使えます。
また、南国なので立派なGをよく見かけます。
実害はないといえばないのですが、気になる人はコンバットのようなものが現地のスーパーで手に入るので使ってみるのもおすすめです。
まとめ
歴史がある大学や国公立大学の寮は家賃があまりかからない反面、ローカル色が強く、お湯が出ないシャワーや、トイレットペーパーではなくホースで水洗い、自然に囲まれた環境の場合は猿が侵入を試みてくるなど日本とは別様の文化を経験することができます。
一方、都市部の私大の寮は日本と同じような感覚で住むことができるけれども家賃が高めで、プールやジムなどの設備が整ったコンドミニアムと変わらないか、それ以上の家賃がかかる場合があります。
マレーシアでの生活に慣れるまでは寮に住む学生が多いですが、マレーシアの生活に慣れてくるとコスパの良いコンドミニアムに移る学生も多いです。
寮によっては希望する部屋が空いていない場合もあるので、もし寮に入りたい場合は早めに行動することをおすすめします。
この記事が、マレーシアならではの経験と住み心地のバランスが取れる住まい探しの役に立てば幸いです。

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