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マレーシアで良質なカレッジに進学したいならMyQuestを活用しよう!

マレーシア政府は、国をあげて教育の質を高めることに尽力しています。

その一端として、高等教育機関ごとの教育内容や、職員、学生の質などについて定期的に監査/評価をしています。

マレーシアの高等教育機関は、「ユニバーシティ」「ユニバーシティカレッジ」「カレッジ」といったようないくつかの種類があります。

このうち「ユニバーシティ」や「ユニバーシティカレッジ」といった大学群に対しては「SETARA」、「カレッジ」については「MyQuest」というシステムで教育機関の質を測り、その結果を公開しています。

この記事ではマレーシアの「カレッジ」の品質評価システムである「MyQuest」について解説します。

この記事でわかることとおすすめの人

この記事でわかること

マレーシアのカレッジの概要

マレーシアのカレッジ評価システムである「MyQuest」の詳細

この記事がおすすめの人

高校卒業後にマレーシアに留学したい人

マレーシアのカレッジに進学したい人

マレーシアの大学に進学したい人

College(カレッジ)とは

MyQuestについて解説する前に、まずはマレーシアの「カレッジ」について簡単に説明します。

マレーシアにおける「カレッジ」は、「ユニバーシティ」や「ユニバーシティカレッジ」などの大学群と比べると、学部数やキャンパスが小規模で生徒数も少ない高等教育機関です。

「ユニバーシティ」や「ユニバーシティカレッジ」が学位の授与権限を持っているのに対し、基本的に「カレッジ」はディプロマ資格を与える機関となっており、カレッジ単独で学士などの学位を授与する権限はありません。

とは言うものの、カレッジによってはツイニングなどのプログラムを通して提携先の大学の学位が取得できるコースを提供している場合もあります。

MyQuestの概要

MyQuest(Malaysian Quality Evaluation System for Private Colleges)は、2009年にマレーシア高等教育省主導のもと開始された、マレーシアの私立カレッジの品質を評価をするシステムです。

「MyQuest」では独立した監査役によるアセスメントが行われているため、監査プロセスは透明性や中立性が保たれます。

そして、監査の結果、悪い評価を受けた教育機関もありのままに公開されるなど、「MyQuest」は公正で信頼のおけるものとなっています。

MyQuestにおけるレーティング

MyQuestは、大学群の評価システムである「SETARA」と同様にランキングなどの相対評価ではなく、星の数でレーティングがされます。

MyQuestのレーティング

極めて優秀(Outstanding)

非常に優秀(Excellent)

優秀(Very Good)

良好(Good)

基準を満たす(Satisfactory)

不十分(Poor)

MyQuestによる評価の対象になるカレッジ

MyQuestによるアセスメントは、マレーシア国内の全てのカレッジが対象ではなく、以下の条件を満たしているカレッジのみが対象になります

卒業生を送り出したことがあること

以下の品質基準を満たしていること

指標重み
学生の質と多様性10%
資力と持続可能性30%
プログラムの認知度10%
卒業生の活躍やカレッジの評価20%
カレッジ自身による品質管理30%

参考:MyQuest Rating for Malaysian Colleges(MOHE)

「卒業生を送り出した経験があること」という条件からもわかるように、設立されてからの期間が短く、物理的な理由で成熟度が低いカレッジは評価の対象外ということになります。

MyQuestの監査プロセスとレーティング

「MyQuest」の監査プロセスは、カレッジ側がウェブ上「MyQuest」評価ツールを利用して自己評価を行うところから始まります。

そしてカレッジ自身が評価ツールのフォームに必要な事項を入力すると、暫定的なスコアが算出されます。

そして、この暫定情報をもとに文科省の監査役が現地調査を行い、カレッジ側の自己評価の正確性を監査し、実証します。

評価プロセスの最終段階では、監査の課程で収集された情報がさらに精査され、最終的なレーティングにつながるスコアが調整されるという流れになります。

MyQuestの結果について

MyQuestの結果は、アセスメント終了後マレーシア教育省のウェブサイト(MyQuest Rating Result)で確認することができます。

大学評価システムの「SETARA」と「MyQuest」との違いは、「MyQuest」はカレッジに対する総合的な評価だけでなく、学問分野や、留学生に対するマネジメント、安全性などを指標とした留学生受け入れ態勢評価といったカテゴリごとの評価も公開される点です。

MyQuest(留学生受け入れ評価)
留学生の受け入れ態勢についてのレーティング。寮や安全性、留学生に対するマネジメント能力などが監査される。

また、総合的な評価については、生徒数による学校の規模ごとに以下のように分類されます。

カレッジの規模生徒数
大規模2000人以上
中規模600人〜1999人
小規模600人以下

ちなみに、総合評価の場合、学校の規模が大きいほど評価が高いカレッジが多いです。

MyQuest(総合評価)
大規模カレッジの総合評価。最低評価のカレッジでもレーティングが「3=良好」となっている。

小規模カレッジの中には低い評価を受けてしまっているものも見受けられますが、評価が高いカレッジだけでなく低評価のカレッジもありのままに公開されているのは、MyQuestが公正で透明性の高いレーティングであることの証と言えるでしょう。

MyQuest評価

カレッジのディプロマ資格で大学にも編入できる

「MyQuest」は、大学の評価システムである「SETARA」で評価しづらい小規模なカレッジを中立的に評価できるシステムです。

そして、カレッジ間に絶対的な序列がついてしまうランキングのような相対評価ではなく、星の数という、対カレッジの絶対評価である点も公正です。

日本からマレーシアに留学する場合、「ユニバーシティ」や「ユニバーシティカレッジ」のような、いわゆる「大学」に進学する学生がほとんどで、カレッジを選ぶケースは稀かもしれません。

でも、マレーシアのカレッジは大学よりもIELTSなどの入学要件が低く、入学しやすいというメリットがあります。

そして、ディプロマよりも上位の学位が必要だと感じた場合には、取得したディプロマや単位を使ってマレーシア国内だけでなくオーストラリアなどの大学の2〜3年次に編入することも可能です。

もしカレッジへの進学に興味を持った場合は、「MyQuest」を進路選択のツールとして活用してください。

また、カレッジの情報をもっと集めたい場合は、留学エージェントもおすすめです。

留学エージェントは相性もあるので、いくつか相談して自分に合っているところを選ぶと良いでしょう。

以下のエージェントはカウンセリングが無料なので、ぜひ利用してみてください。

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