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マレーシア大学留学|学生ビザの取得方法【Student Pass】

留学する場合、短期間の語学コースなどではない限り学生ビザが必要です。

マレーシアでは大学への正規留学はもちろん、語学留学でも12週を超える場合は「Student Pass」と呼ばれる学生ビザを取得します。

この記事では、マレーシアの大学に進学する際に必要なビザの申請や手続き方法を解説します。

この記事でわかることとおすすめの人

この記事でわかること

マレーシアの学生ビザの概要

マレーシアの大学留学に必要な学生ビザ(Student Pass)の取得方法

シングルエントリービザの取得方法

この記事がおすすめの人

マレーシアの大学や語学学校に留学する人

マレーシアの学生ビザの概要

マレーシアの学生ビザは「Student Pass」と呼ばれ、取得すると就学する学部やコースの期間中マレーシアに滞在できるようになります。

なお、学生ビザを取得すると8日以上の休暇期間には週20時間以上働くことができ、車や住宅の購入・賃貸なども可能です。

Student Pass申請の流れ

マレーシアのStudent Passは、入国前〜マレーシア渡航後にかけて大きく分けて3つの過程を経て取得します。

具体的には

eVAL(Electronic Visa Approval Letter)の取得

シングルエントリービザの取得

マレーシア入国後にStudent Passを取得

という流れになります。

順に詳細を解説します。

eVAL(Electronic Visa Approval Letter)の取得

eVALはStudent Pass(学生ビザ)を取得する際に必要な承認レターで、マレーシアに渡航する前に取得します。

留学エージェントを利用する人や私大への進学をする際は、ほとんどの場合申請手続きを代行してもらえます。

ただ、エージェントを使わずに国公立大学に進学する人は、大学と連携しながらeVALの申請手続きを進めることになります。

eVALの取得までにかかる期間はまちまちで、2〜3週間程度で発行されることもありますが、審査の進み具合によっては1ヶ月以上かかることもあります。

6〜7週間の余裕を持ってeVALを申請するように指示している大学もあるので、書類の不備など特に問題がなければ大体そのくらいの期間あれば申請が通るということでしょう。

なお、eVALは有効期限が6ヶ月になので、渡航時期に合わせて申請するようにしましょう。

必要書類

eVALを申請する際には成績/卒業証明書(日本語と英語両方)や英語力の証明、パスポートサイズの写真、大学からのオファーレターといった書類が必要です。

【eVAL申請に必要な書類】

成績証明書(日本語/英語)

卒業証明書(日本語/英語)

英語力の証明書
(IELTS、TOEFLなど)

パスポートサイズの写真
(35mm x 45mm)

パスポートのコピー

 Health declaration form 

大学からのオファーレター

このうち、写真は背景白で、メガネをかけていない、肩が出ていない服装など細かいルールがあります。(写真に問題がないかどうかはOnline Photo Checkerで事前に確認できます)

パスポートの有効期限について

eVALを申請する際、パスポートの有効期限は12ヶ月以上(推奨は18ヶ月)、またはコース終了までにかかる期間+12ヶ月が推奨されています。

また、あくまでもイミグレーションオフィスの裁量にはなりますが、学部課程への進学ためにビザを申請する際は、パスポートの有効期限が 「ビザを希望する期間 + 12か月」あると、コース期間を通したビザを申請できます。

参考:Required Documents for a Student Visa Application

eVALの例
eVALの例

なお、もし全期間をカバーするビザが得られなかった場合、更新期間中は手元にパスポートがない状態になるので、日本への一時帰国などマレーシアを出国するタイミングには注意が必要です。

料金

eVALの申請費用は、申請するビザが更新または新規であるか、あるいはどの医療保険を選ぶかなどによって料金が変わります。

ちなみに新規でeVALを申請する際に必要な基本的な料金は1,080MYRですが、一番安い医療保険を選んだ場合でもi-Kad、健康診断などと合わせて2,000リンギット程度です。

日本円にすると大体6〜7万円になりますね。

申請費用
申請時に必要な金額の例
smile globe

Calculate Your Application Feeを使うと申請前に具体的な金額がわかるよ

eVALの申請方法

eVALの申請や必要書類の提出は、EMGSのビザ申請システムを利用して行います。

基本的に、表示される画面の流れに沿って申請を進めますが、ビザ申請画面の一番最初のページからアクセスできるマニュアルを参照しながらフォームを記入していきます。

ビザ申請マニュアルについて

申請時の注意点

マニュアルに書かれてはいないのですが、以下は申請時につまづきやすい点になります。

申請費用支払カードのセキュリティ

海外サイトでの利用ということでクレジットカードによってはセキュリティがかかり、決済できない事があります。

その場合、EMGSに連絡をして再度申請する事になるので、海外サイトで決済する予定があることを事前にカード会社に伝えておくと手続きがスムーズに進みます。

なお、クレジットカードの番号を入力することに抵抗がある人は、アプリからの海外送金やバーチャルカードの利用ができるWise等の利用を検討すると良いでしょう。

成績証明と卒業証明の提出(正規留学の場合)

成績証明書と卒業証明書をアップロードする際、申請画面上では「Academic Certificate」としか書かれていません。

eVAL申請時の注意点

ただ、実際にはここでは英日両言語の成績証明書と卒業証明書をアップロードする必要があります。

書類不足の場合はEMGSから連絡が来ますが、追加書類の提出は余計な時間がかかってしまうので、あらかじめ一つのファイルにまとめておくと良いでしょう。

申請状況の確認とeVALの発行

申請したeVALの審査の進捗状況は、EMGSのCheck Application Statusで確認できます。

パスポートステータスチェック

パスポート番号と国名を入力することで確認できるので、留学エージェントや大学を通して申請した場合でも、きちんと申請されているか、または書類の不備などで審査が中断されていないかなどのチェックができます。

審査に通ると大学やプログラム名、期間等が含まれるeVALが発行され、シングルエントリービザの申請が可能になります。

なお、eVALは入国時に必要なので、ソフトコピーとハードコピーの両方を取っておくようと良いでしょう。

シングルエントリービザの申請と取得

シングルエントリービザは、マレーシアに最初に渡航する際に必要になるビザで、マレーシア移民局のサイト、または大使館に直接出向くかのいずれかの方法で申請できます。

おすすめなのはオンライン申請で、大使館まで行く手間も省け、早ければ即日、基本的には48時間以内で取得できます。以下はオンライン申請の手順です。

アカウントの作成

まずは、マレーシア移民局のサイトでアカウントの作成を行います。

SEV申請

アカウント作成時には氏名やパスポート番号、メールアドレスなどを入力します。

SEVアカウント作成

全て入力し終えたら、キャプチャ認証の文字を「Answer」に入力し、「Register」をクリックするとアカウントが作成されます。

SEV申請アカウント作成

なお、作成したアカウントは、申請時だけでなく進捗状況の確認やSEVをダウンロードする際にも必要になります。

SEVの申請

SEV申請時には、トップページの「Returning User」からログインしてフォームの記入と書類のアップロード、支払いを行うという流れになります。

必要な書類はパスポートの個人ページとeVAL、写真になっており2Mbを超えるものはアップロードできないので、このサイズを超えないようにファイルの準備をしておきます。

SEV申請

シングルエントリービザは早いと即日、通常2営業日程度で発行されますが、有効期限が3ヶ月になるのでマレーシアに渡航する時期に合わせて取得するようにしてください。

参考:eVISA Malaysia FAQ

マレーシア入国~学生ビザ(Student Pass)取得

入国時

クアラルンプール国際空港(KLIA /KLIA2)には、留学生の入国をサポートするEMGSのInternational Student Arrival Centre (ISAC)カウンターが入国審査の前に設けられています。

そのため、入国審査に向かう前にまずISACのカウンターに立ち寄り、書類などの確認を受けます。

ISACカウンター
ISAC BROCHUREより抜粋

そして入国審査では、パスポートに「Special pass」のビザ(スタンプ)をもらって入国します。

「Special Pass」以外の「Visit Pass」のようなビザになっている場合は、その場で「Special Pass」が必要であることを伝えてください。

smile globe

Spesial Passは、この後手続きをするStudent Passの申請にもつながる大切なものだから、しっかり確認しよう

「Special Pass」は2週間〜1ヶ月程度有効なビザとなっており、これにより「Student Pass」を取得するまでの滞在が可能になります。

入国後

マレーシアに入国したら、7日以内にEMSGに登録された病院で血液検査や尿検査、レントゲンなどを含む健康診断を受けます。

その後、健康診断の結果とパスポートを移民局に申請し、1ヶ月程度で学生ビザとi-Kad*が発行されます。

なお、通常申請は大学が行うため、書類とパスポートを大学を預けます。

*i-Kad:身分証明書や就学証明として利用できるカード。携帯することでパスポートを持ち歩く必要がなくなる。

まとめ

学生ビザ(eVAL)の申請は大学や留学エージェントに書類を預けて申請する人も多いですが、自力で進学する人や、特に交換留学生の場合は自分で申請することになる可能性が高いです。

申請手順や必要書類がわかっている場合はそれほど難しいことはないのですが、書類に不備があったりするとその分時間がかかります。

そのため、時間的に余裕がない、あるいは自分で申請する自信がない人は、申請に慣れている留学エージェントの利用を検討してみても良いかもしれません。

smile globe

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