マレーシアの大学探しは政府系の高等教育機関検索データベースを活用！

この記事は、

といった人むけの記事です。

この記事を読むとマレーシアにある大学の調べ方がわかります。

マレーシアの大学への進学を考えた場合、ネットや留学エージェントを利用し情報を集める人も多いのではないでしょうか？

留学エージェントは知識と経験に基づいた海外留学の情報を「日本語」で提供しているので、とても頼りになります。

ただ、やはり網羅性と信頼性という観点で考えた場合、マレーシアの政府系機関からの情報に勝るものはありません。

日本語によるマレーシアの大学情報は私大に関するものが多めですが、「Education Malaysia」では私立だけでなく国公立大学や専門学校的なカレッジの情報も網羅的に掲載しています。

この記事では、「Education Malaysia」の高等教育機関検索データーベースの使い方を紹介します。

マレーシア大学検索データベース概要

マレーシアは留学生の受け入れが国策であるため、留学生向けの情報を多く発信しています。

マレーシア高等教育省の管轄下にあるEducation Malaysia Global Servicesが運営している「Education Malaysia」というサイトもそのひとつで、マレーシアの留学の情報集からビザの申請まで、ワンストップで行えます。

そして、「Education Malaysia」ではマレーシア国内の高等教育機関の検索ができるデータベースを提供しています。

マレーシアの教育機関を検索することができるサイトはいくつかあるのですが、この記事では「Discover Education Malaysia」から利用する方法を紹介していきます。

「Discover Education Malaysia」利用にあたっての注意点

言語

はじめにお伝えしておきたいのですが、「Discover Education Malaysia」は英語サイトになります。

ただ、やや不自然な日本語にはなるのですが、機械翻訳も可能です。

この記事では英語で使う方法を紹介していますが、使いやすい言語を選択してご利用ください。

検索方法の種類

「Discover Education Malaysia」では、以下の方法で高等教育機関を検索ができます。

「高等教育機関の種類を指定して検索する方法」の場合、検索条件に学習言語として「英語」を指定することができません。

日本からマレーシアの大学への進学を考えている場合、特に理由がない限り英語のコースを希望する人がほとんどだと思います。

検索データベースの使い方

まずは、Discover Education Malaysiaにアクセスします。

もし日本語に機械翻訳されたバージョンを使いたい場合は画面右上の「English」をクリックすると表示される画面で「Japanese」をご指定ください。

「Discover Courses」をクリックします。

コースを検索する画面が表示されました。

「Study Level」をクリックすると資格レベルが表示されます。

このデータベスは、検索時にすべての条件を設定する必要はありません。

ただ、資格レベルを設定しないと大卒にあたるコースも専門学校卒にあたるコースも全て検索結果に表示されます。

いわゆる大卒資格は「Degree」になるので大卒資格取得のためのコースを探している場合は「Degree」選択します。（ちなみに日本語だと並び的に「程度」と訳されているようですね）

また、日本で言うところの専門学校的な位置付けにあるディプロマコースを探したい場合は、「Degree」の一つ下にある「Diploma」を選択してください。

「Institution」から教育機関の種類を選びます。ここでは「Public University（国公立大学）」を選択します。

もし私立大のコースを検索したい場合は、「Private University」、イギリスやオーストラリアなどの大学の分校のコースを探したい場合は「International Branch」を選びます。

ちなみに、選択肢の最後にある「University College」は「University」として認められる前段階の高等教育機関になり、どちらも「University」と同様に、「学士号（大卒）」や「修士号（院卒）」を授与する権限を持っています。

そのため、特にこだわりがなければ教育機関の指定はしないで大丈夫です。

また、ディプロマコースは「College」での取得が一般的ですが、「University」、「Private University」、「University College」でも提供されています。

故に、ディプロマコースを探している場合も教育機関にこだわりがなければ教育機関を指定する必要はありません。

次に「Study Fields」をクリックして表示される画面から専攻分野を選びます。まずはBroad Fieldで広範囲な分野の選択をします。複数の専攻を選ぶことも可能です。

ここでは「Science, Mathematics and Computing」を選択してみましょう。

「Narrow Field」に細分化された条件が表示されます。

「Computing」を選択すると更に細分化された選択肢が表示されるので、必要であればチェックボックスをオンにして「Done」をクリックします。

次に「Course Language」でEnglishを選択します。英語以外の言語のコースを探している場合は該当するものを選択してください。

ほかにも所在地や年間の学費、学習期間なども設定できるのですが今回はこのまま「Search」ボタンを押して結果を表示させます。

設定した条件にあうコースが９０件見つかりました。

次は、検索されたコースの詳細を見てみましょう。

構成として、画面左側に大学の情報、右側は提供されているコースになります。

画面左の大学情報の部分には、QS世界大学ランキングの順位やマレーシア国内における高等教育機関の評価値である「SETARA」レートなどが表示されています。

画面右側には、この大学で提供されている検索条件を満たすコースが表示されています。

「Euquire now」から問い合わせをすることもできるのですが、まずは学校の公式サイトで詳細の確認をおすすめします。

画面左下に「View More（もっと見る）」というボタンがあるのでクリックしてみます。

大学の詳細、というか概要的なものが表示されています。「Visit website」をクリックして大学の公式サイトに飛ぶと、さらに深掘りしてリサーチできます。

なお、各コースの認可や単位数などの情報を確認したい場合は、MQRを利用すると良いでしょう。

海外提携大学コースの３＋０プログラムも検索可

Discover Coursesのデータベースは、細かく条件を設定して検索するだけでなく自由な文字列で検索をすることも可能です。

そのため、海外大学との提携コースである「３＋０」プログラムなどを探したい時には検索したい文字列を入力し「Search」ボタンを押すと該当するコースが検索結果に表示されます。

奨学金の検索もできる

Discover Education Malaysiaのデータベースでは奨学金も検索できます。

奨学金を検索したい場合は「Scholoship」のトグルスイッチをオンにしてみてください。

ただ、マレーシアの大学は高校の成績、または入学後のパフォーマンスによって独自の奨学金を設けていることがあり、ここで表示される奨学金がすべてではありません。

「Education Malaysia」を情報収集に活用しよう

マレーシアの大学は英語で授業で受けることができ、学費は３年間で１００万円程度の大学もあります。

日本からも近く温暖で生活がしやすいマレーシアで、自分にぴったりの大学を見つけてみてくださいね。