この記事では、海外大学で必要なアカデミックライティングを無料で学べる講座を実際に受講したレビューを交えて紹介しています。
海外の大学では、アカデミックライティングのスキルが必要になるエッセイやレポート課題は大きな割合を占めており、その評価は成績に大きく影響します。
留学生にとって大学の成績はとても大切で、進級やビザの更新にも影響します。
アカデミックライティングを学ぶ方法は様々ですが、この記事では海外大学が無料で提供しているMOOCSの講座を中心に紹介します。
アカデミックライティング講座は、修士課程や博士課程向けなど様々なレベルの講座があるのですが、
受講レビューや、どんな人におすすめかもあわせて紹介していますので、自分にぴったりのコース探しにお役立てください。
英文アカデミックライティングをする際に役立つ言い回しや語彙を調べる方法も紹介しているのであわせてご活用ください。
この記事でわかること
海外大学の学部課程に進学する人向けの無料アカデミックライティング講座
海外大学の学部課程進学者向けアカデミックライティング講座の受講レビューと、講座別おすすめ人
アカデミックライティングをする際に役立つ語彙や言い回しを調べる方法
この記事がおすすめの人
海外大学の学部課程に留学・進学する人
MOOCSとは?
この記事ではMOOCSの講座を中心に紹介しているのですが、まずは簡単にMOOCSについて解説しておきます。
MOOC(Massive Open Online Course)、またはMOOCS(Massive Open Online Courses )は、誰もが無料で学べるオンライン教育プラットフォームの総称です。
講座は基本的に英語または日本語字幕となりますが、海外留学を目指す人にとっては渡航前に「英語で学ぶ」機会が得ることができる貴重な教育プラットフォームとなります。
アカデミックライティングコースの一覧
以下の表は、この記事で紹介しているアカデミックライティングコースの一覧です。
講座名をクリックすると、各コースの受講レビューを含めた段落に飛ぶので、全部読むのが面倒な人はご活用ください。
コース一覧
提供元 | 講座名 | 概要 | おすすめの人 | 時間 | プラットフォーム |
---|---|---|---|---|---|
カリフォルニア大学 アーバイン校 |
Writing Skills for University Success |
学術エッセイ作成プロセスや注意 学術ライティングの基本事項 |
海外大学に留学するすべての人 基本スキルをシンプルに学びたい人 |
7時間 | Coursera |
ルンド大学 | Writing in English at University |
学術エッセイの書き方から校正まで 出典の扱いや論旨を伝える方法 |
海外の大学に留学するすべての人 | 24時間 | Coursera |
ミュンヘン工科大学 | TUMx: Academic Writing Made Easy |
アカデミックライティングの考え方 信用される文章作成法や執筆ルール |
海外大学に留学するすべての人 英語力が一定以上の人にはイチオシ |
16~24時間 | edX |
クイーンズランド大学 | UQx: Academic English: How to Write an Essay |
論述エッセイ執筆時の実践知識 犯しがちな間違いも解説 |
論述型リサーチエッセイの 作成方法を丁寧に学びたい人 |
20~30時間 | edX |
カリフォルニア大学 バークレー校 |
BerkeleyX: How to Write an Essay |
英文法を含めた アカデミックライティングの方法 |
英文法レベルから学びたい人 リスニングが苦手な人 |
25~30時間 | edX |
カリフォルニア大学 アーバイン校 |
Academic English: Writing |
文法や句読点の打ち方から 学術エッセイの書き方と校閲まで |
学習時間に余裕がある人 英文法レベルから学びたい人 |
85時間 | Coursera |
Xpert Learning | Mastering the Art of Essay Writing | 講義動画なしの構成 学術エッセイの書き方と校閲まで |
リスニングが苦手な人 短時間で学びたい人 |
1.5~3時間 | Alison |
ケープタウン大学 | Writing your World: Finding yourself in the academic space |
人文系エッセイを完成させながら 学術ライティングのスキルを学習 |
人文系分野の学部に留学する人 | 17時間 | Coursera |
デューク大学 | English Composition I | 専攻分野別ライティング 動画講義中心 |
人文・社会・自然化学系専攻者 | 25時間 | Coursera |
レディング大学 | A Beginner’s Guide to Writing in English for University Study |
アカデミックライティングの基本 | IELTS4.5程度のレベル イギリス英語で学べる |
5週間(3時間/週) | FuturLearn |
レディング大学 | An Intermediate Guide to Writing in English for University Study |
高水準のアカデミックライティング | 現学部生や院生にも最適 イギリス英語で学べる |
5週間(3時間/週) | FuturLearn |
UCL | Academic Writing in English for ESL Learners |
論述エッセイの書き方 | UCLに進学予定の人 | 3週間(3時間/週) | FuturLearn |
キングストン大学 Stジョージズ大学 |
Academic Writing for Healthcare Students in Higher Education |
医療系アカデミックライティング | 医療系分野に進む人 | 3週間(3時間/週3 | FuturLearn |
Writing Skills for University Success
学習時間 | MOOC | 提供元 |
---|---|---|
7時間 | Coursera | カリフォルニア大学アーバイン校 |
概要
Writing Skills for University Successでは、学術的な文章を作成するプロセスやエッセイ作成時に注意するべきことなど、アカデミックライティングの基本事項が学べます。
レビュー
英語圏の大学への総合的な準備講座である「Essential English for Universiy Sucess」を構成するコースのうちのひとつです。
練習問題がなく、知識の確認が有料プランのテストのみになる点が残念ですが、アカデミックライティングの基本的な事がひと通り学べるにも関わらず、学習時間は7時間と学習の負担が少ないです。
解説には無駄がなく、動画などで使われている資料もとてもわかりやすく、とりあえずはじめに受講するコースとしてとてもおすすめです。
Writing in English at University
学習時間 | MOOC | 提供元 |
---|---|---|
24時間程度 | Coursera | ルンド大学 |
概要
「Writing in English at University lund university」では、アカデミックライティングで必要な以下の内容が学べます。
- 大学で使える英語ライティング 入門
- 文章を構成し、論旨を伝える方法
- アカデミックライティングにおける出典の使い方
- 編集と校正
コースレビュー
Lund大学のアカデミックライティングリソースを学習教材として構成されたコースです。
テーマごとに解説動画、参考教材、練習問題が提供されているため学んだ内容が定着しやすいです。
講義内容の簡潔なまとめや内容を表現した画像も表示されるので、英語が母国語でない人でも内容が頭に入ってきやすく、それほどストレスなく学習が進みます。
また、動画で講義を行う教授の説明は無駄がなくとても実用的な内容です。
ディスカッションフォーラムでは教授の書き込みもあり、参加型の学習を可能にしています。
学習時間も24時間程度と長すぎず、すべての人におすすめのコースです。
TUMx: Academic Writing Made Easy
学習時間 | MOOC | 提供元 |
---|---|---|
16〜24時間 | edX | ミュンヘン工科大学 |
概要
TUMx: Academic Writing Made Easyでは、アカデミックライティングの分類や基本的な考え方、読みやすく信用される文章の書き方、考えのまとめ方や句読点などのルールなどが学べます。
コースレビュー
「解説動画 → 確認問題 → フォーラム → 質問・講義内容のまとめPDFの提供」という流れで効率よく学べます。
コース序盤ではカリキュラムの概要や受講時の注意点などの説明があるため学ぶべき内容が明確になり、学び取るべきことを探る必要がありません。
他の受講者の意見を読む、または自分の考えを投稿できるフォーラムでは、英語を実践的に使うことができます。
また、解説動画によって講師が変わるため飽きも感じません。
コースの一番最後の動画では、講師のオフショット集もあるなど、無機質になりがちなオンライン上での学びに暖かさが添えられています。
コースのレベルが中級となっていることもあり、初級者向けの内容と比べると少し難しく感じるかもしれませんが、多くの事を効率よく学べるコースです。
全体的に無駄がなく、とてもよくまとまっており、英語力が一定以上ある人にはとてもおすすめです。
UQx: Academic English: How to Write an Essay
学習時間 | MOOC | 提供元 |
---|---|---|
20〜30時間 | edX | クイーンズランド大学 |
概要
UQx: Academic English: How to Write an Essayは、大学生、または大学進学予定者向けのアカデミックライティングコースです。
大学で課される課題で最も多い「論述型の小論文」の書き方を中心に学びます。
コースは3つのパートに分かれており、「質の高い情報を探し内容を整理・分析する事前プランニング」→「学術的な文章の書き方」→「校閲方法」と、段階を追って学ぶことができます。
また、学生が犯しがちな間違いなどについても解説があるため、論述型エッセイを書く上での実践的な知識を身につけることができます。
コースレビュー
動画ごとの要点のまとめや、テキスト部分でのこまめな段落わけなど、多くの内容をできるだけわかりやすく解説しようという意図が伝わってくるコースです。
コース中に多くの確認問題が散りばめられており、学んだ知識の整理がこまめにできます。
また、コースの終盤では実際にエッセイを書き、受講者同士でそれぞれのエッセイを評価し合うワークもあり、参加型の学びが可能です。
学習量は多いのですが、エッセイのプランニング、情報収集から執筆、校閲までの段階をしっかりと学べるコースと言えます。
BerkeleyX: How to Write an Essay
学習時間 | MOOC | 提供元 |
---|---|---|
25~30時間 | edX | カリフォルニア大学バークレー校 |
概要
BerkeleyX: How to Write an Essayは、米国国務省との提携のもと提供されている、英語学習者を対象としたアカデミック・ライティングの入門コースです。
効果的な文章や長い文章や論文を書くために必要な知識のほか基本的な文法の復習も行います。
コースレビュー
アカデミックライティングだけでなく、英文法など英語の基本的な事項も含まれています。
そのため、このコースを受けられるレベルの英語力があり、純粋にアカデミックライティングを学びたい場合は、Week1〜Week2の中盤までは少し退屈に感じるかもしれません。
ただ、アカデミックライティングについては実例を交えながら、情報の収集と整理をする具体的な方法、エッセイの基本的な構成など、実用的でポイントを押さえた内容になっています。
また、このコースは動画による解説は少なめで、テキスト中心の学習になります。
そのため、参考書を使った学習や、いわゆる日本の英語教育を受けてきた人にとっては使いやすいコースと言えるでしょう。
なお、このコースは更に上のコースもあるので、万が一このコースの内容では物足りないと感じる場合はAcademic and Business Writingもおすすめです。
Academic English: Writing
学習時間 | MOOC | 提供元 |
---|---|---|
85時間 | Coursera | カリフォルニア大学アーバイン校 |
概要
Academic English: Writingでは、文法や句読点の打ち方に始まり、アカデミックエッセイの書き方と校閲までを、以下5コースの構成で学びます。
- コース1 文法と句読点
- コース2 エッセイライティング入門
- コース3 上級ライティング
- コース4 エッセイライティングのためのリサーチ入門
- コース5 プロジェクト 研究論文
コースレビュー
5つのコース全てを終えるのに85時間と多くの時間が必要になりますが、アカデミックライティングの細かい部分まで学べます。
コース1の文法については、文法中心に英語を学習してきた人にとってはやや退屈かもしれません。
興味があるコースだけを受講することも可能ですが、それぞれのコースにはつながりがあり、特に5つ目のプロジェクトベースのコースを受講するためには他の4コースを受講し終わっている必要があります。
解説動画に文字情報が多く、リーディングが苦手な場合は大変に感じるかもしれませんが、逆にいうとリーディングが得意な人にとっては使いやすいコースと言えます。
また、受講生同士で成果物を評価し合うセクションがあるため、実践的なライティングの場を持つことも可能です。
アカデミックライティングを文法レベルから丁寧に時間をかけて学びたい人におすすめのコースです。
Mastering the Art of Essay Writing
学習時間 | MOOC | 提供元 |
---|---|---|
1.5~3時間 | Alison | Xpert Learning |
概要
Mastering the Art of Essay Writingは、アカデミックライティングの基本を学ぶ講座です。
講座には様々なタイプの小論文の概要、適切な文法と文章構成、信憑性のある情報源に基づく主張、剽校閲、窃を避ける方法などが含まれます。
レビュー
リサーチや文章作成、議論の展開などエッセイ執筆時のそれぞれのステップにおいて実際にどのような手順で何をすべきかが整理してまとめられています。
講義動画がない文字情報のみの講座なので、リスニングが苦手な人や、とりあえずブラウザなどの翻訳機能を使って日本語でアカデミックライティングについての概要を学ぶという使い方もできます。
学習時間も1.5〜3時間程度と短めなので、気軽に使うことができます。
Writing your World: Finding yourself in the academic space
学習時間 | MOOC | 提供元 |
---|---|---|
17時間 | Coursera | ケープタウン大学 |
概要
Writing your World: Finding yourself in the academic spaceは、「アイデンティティ」をテーマとしたエッセイを作成する過程でアカデミックライティングを学ぶコースです。
コースレビュー
コースに登場する生徒と一緒に「アイデンティティ」と「モビリティ」をテーマとし、エッセイを完成させる過程でアカデミックライティングのスキルも身につける構成です。
講義はアカデミックライティングのテクニックというよりも、エッセイを書く上での考え方や向き合い方が中心です。
テーマに沿ったエッセイを書き上げるという構成上「アイデンティティや「モビリティ」といったアカデミックエッセイの書き方以外の内容も幾分含まれます。
書いた文章を他の受講生と評価をしあうセクションもあり、人文系分野の学部に進学する予定の人にとっては留学前のとても良い練習になるでしょう。
English Composition I
学習時間 | MOOC | 提供元 |
---|---|---|
25時間 | Coursera | デューク大学 |
概要
English Composition Iは、大学レベルのライティングについて学ぶ講座です。
講座にはエッセイやレポートを書くための情報の読み解き方と引用、視覚的な情報の分析と文章への統合、学術分野別のライティングといった内容を題材としたものから文章の構成や文体、冗長さの回避といったテクニック的なものに関する解説も含まれます。
レビュー
25時間程度の学習時間となっていますが、動画が中心の講義です。
また、TESOLなどの語学を教える資格を持つ講師による講座ではないため、ネイティブの英語を聞き取れるリスニング力が必要です。
そのため、これから海外大学に進学する人にとっては、英語の講義を理解できるかどうかという見極めにも使えそうです。
アカデミックライティングの基礎を体系的に学ぶためにおすすめかと言われると微妙ですが、10週目の専攻分野別のライティングについての解説については非常に実用的な内容です。
そのため、専攻する分野のものについてだけでも学習しておくと進学後役に立つことがあるでしょう。
A Beginner’s Guide to Writing in English for University Study
学習時間 | MOOC | 提供元 |
---|---|---|
5週間(3時間/週) | FuturLearn | レディング大学 |
概要
A Beginner’s Guide to Writing in English for University Studyは、IELTS4.5程度のレベルがある人を対象としたコースです。
基本的なアカデミック・エッセイが書けるようになることを目的とした講座です。
アカデミックライティングの基本やテーマの選定、タイトルの付け方、エッセイの構成、学術的な執筆や校閲と幅広い内容を学び、自分でエッセイを作成します。
レビュー
レディング大学による講座ということで、解説はイギリス英語の発音です。
エッセイの例を利用し、英語を母国語としない人がおかしやすいミスについての解説など、より正確で品質が高いエッセイを書くための知識が得られます。
講義動画や解説部分のバランスがとても良いコースです。
全体的に学習内容に無駄がなく、学んだことはクイズやエッセイの作成でアウトプットすることもできインタラクティブな学習ができます。
ただ、文章の解説部分についてはIELTS4.5レベル(英検準1級程度)あれば問題なさそうですが、イギリス英語に慣れていない人の場合講義の聞き取りに苦戦するかもしれません。
これからイギリスに留学する人やIELTSの受験を考えている人などにおすすめです。
An Intermediate Guide to Writing in English for University Study
学習時間 | MOOC | 提供元 |
---|---|---|
5週間(3時間/週) | Futur Learn | レディング大学 |
概要
An Intermediate Guide to Writing in English for University Studyは、基本レベルのアカデミックライティングスキルがある人がより高い水準のエッセイを作成するためのスキルを学習する講座です。
エッセイ作成時に必須となるリーディングスキルや、主張の根拠になる信頼できる情報の探し方、サーチツールの紹介、論旨の展開、推敲の回避など幅広い知識を学びます。
レビュー
A Beginner’s Guide to Writing in English for University Studyが学部入学前の学生向きであるのに対し、こちらは現大学生や大学院生にとっても役立つより実践的な内容となっています。
文法の解説についてはやや簡単に感じる部分もありますが、同じテーマで学術的な文章と非学術的な文章を比較しながらの解説やレディング大学の学生が実際に書いたエッセイを例にした説明、なんとなく理解していたようなことが、具体的なスキルとして理解することができます。
こちらの講義もイギリス訛りの英語になるので、特にイギリスに関連する英語が必要になる人におすすめです
Academic Writing in English for ESL Learners
学習時間 | MOOC | 提供元 |
---|---|---|
3週間(3時間/週) | Futur Learn | University College London |
概要
Academic Writing in English for ESL Learnersは、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)が提供している英語が母国語ではない人向けのアカデミックライティング講座です。
決められたテーマに対して自分の意見を述べるタイプのエッセイ(argumentative essay)の構成、文章作成のスキルといったアカデミックライティングの基本になる知識のほか、物事の本質を捉え論理的に考えを展開する方法、外部リソースの使用などについて学びます。
レビュー
受講生によるディスカッションが活発です。
論述型エッセイの基本的な考えや文章構成などについて例を挙げながら丁寧に解説されています。
アカデミックな文章を作成する上で必要になる情報の読み解き方や適切な言い回し、文章の執筆方法などが丁、かつ無駄なく説明されている印象です。
UCLは公式サイトでも学生向けにアカデミックライティングのリソースを提供しいます。
文字による情報が中心になりますが、よくまとまっているので動画講義が苦手な人はこちらを読んでみても良いかもしれません。
Academic Writing for Healthcare Students in Higher Education
学習時間 | MOOC | 提供元 |
---|---|---|
3週間(3時間/週) | Futur Learn | キングストン大学セントジョージ |
概要
Academic Writing for Healthcare Students in Higher Educationは、キングストン大学と医療系に特化したロンドン大学セントジョージ校提供する講座で、医療系の学部で学ぶ学生向けのアカデミックライティングが学べます。
講座には正確な情報の集め方、エッセイの構成、論理的思考など学術エッセイの作成に必要な知識のほか、文法や語彙などの学習も含まれます。
レビュー
キングストン大学で学び実際に看護師になった人のインタビューなどもあり、医療系分野に進みたい人にとっては参考になりそうです。
それほど難易度は高くなく、学術的な文章を作成するための文法やフレーズなど英語そのものを学習する内容も多めです。
ただ、講座を通して使われる単語や言い回しが医療系になるので看護などの医療系分野に進む人や、医療系分野の語彙を増やしたい人にとっては役立つ内容となるでしょう。
受講時の注意点
コース選びについて
この記事で紹介している講座は、どれもアカデミックライティングの基本的なスキルが学べるため、すべてを受講する必要はありません。
そのため、コースの構成や学習時間、または提供プラットフォームであるedXとCourseraの使い勝手など、自分が使いやすいと感じる講座を選ぶようにしてください。
各プラットフォームの詳細や使い方について
この記事では、Coursera、edX、FuturLearnで提供されている講座を紹介しましたが、それぞれのMOOCの詳細や使い方を知りたい場合は以下の記事を参考にしてください。
英文のライティングについて
どの講座でも共通していることですが、コース中のフォーラムや課題などではエッセイ以前に英語のライティング能力が必要になります。
もし、コース中のフォーラムや課題レベルでライティングが難しい感じる場合、日常的に英文の添削指導を受けておくことをおすすめします。
英語の個別添削は高額になりがちですが、英語添削アイディーやフルーツフルイングリッシュは1回数百円程度で利用できます。
どちらも無料体験が可能なので、該当する人はぜひ試してみてください。
学術的な文章向けのフレーズや語彙
学術的な文章を執筆する際には、適切な文体や語彙を使う必要があるのですが、慣れるまではなかなか難しく感じるものです。
以下のサイトでは、アカデミックライティングに相応しい語彙やフレーズを探すことができます。
実際にレポートを書く際にはとても役立つのでぜひブックマークして活用してください。
Academic Phrasebank | The University of Manchester
マンチェスター大学による学術的な文章を書く際に相応しいフレーズが集められたサイト。
The Academic Word List | Victoria University of Wellington
ウェリントン大学によるアカデミックな語彙のリスト
まとめ
厳しいようですが、海外の大学に留学するにも関わらず、この記事で紹介したコースが難しいと感じる場合、「確実に」留学先の大学の授業についていくのも大変です。
検索すれば色々な情報はありますが、どれが良いのかわからないという場合は海外に留学生を送り出した経験が豊富な留学エージェントに相談してみても良いでしょう。
以下はカウンセリングが無料のエージェントになるのでよろしければお役立てください。
留学情報館
海外大学進学を目指す人にイチオシ
School With
英語学習サポートが充実
留学エージェントは、現地スタッフによる渡航後の空港送迎や銀行口座開設といったサポートも行なっています。
特に渡航後の生活に不安を感じている人は上手に活用して、充実した留学生活を送ってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
海外大学進学が決まっている人は以下の記事もおすすめです!