
この記事ではマレーシアの大学に進学するために必要な条件と出願プロセスを解説します
この記事でわかること
マレーシアの大学入試の特徴
マレーシアの大学の入学要件
マレーシアの大学の出願プロセス
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マレーシアの大学に進学したい人
マレーシアの大学進学に興味がある人
マレーシアの大学入試の特徴
マレーシアの大学の出願は日本の大学の出願と異なり、出願=選考です。
出願期限はありますが日本の大学のような入試日というものはなく、自分の書類が揃った時点で出願します。
合格発表も特に決まった日はなく、個別に合格通知(Offer letter)が送られてきます。
特徴として、基本的な入学要件を大学側が提示しているため、合否を予想しやすいという面があります。
マレーシアの大学の入学要件について
マレーシアの大学は、大学が提示する高校の成績要件と英語力を満たせば、基本的に合格です。
アメリカの大学入試で求められる高度なエッセイや、イギリスの大学で求められるファウンデーションコースは通常求められることはありません。
イメージ的には日本の大学の推薦型入試に近いと言えるでしょう。
入学要件の例
マレーシアの大学の場合、学部ごとの入学要件を公式サイトで調べられます。
以下はマラヤ大学のコンピューターサイエンス学部の入学要件ですが、IELTSのスコアが6以上、高校の成績が90%以上必要とされています。

日本の高校の成績に置き換えると、評定平均が4.5以上必要ということになりますね。
入学要件は学部ごとに異なる
マラヤ大学のクリエイティブアート学部の入学要件を例にすると、高校の成績の評定は80%、IELTSは4.5と、先に紹介したコンピューターサイエンス学部の入学資格と比較して緩めです。
一方、クリエイティブアートの場合コンピューターサイエンス学部では求められない、面接が科されるので、別途準備が必要です。

ちなみに成績については、日本の高校の偏差値のようなものによる重みづけはなくあくまでも在学している学校で得た成績での評価になります。
いずれの大学でも必要になる成績を提示しいるので、早めに調べておくと対策ができます。
また、IELTSのスコアはビザ申請時にも求められます。
入学要件の探し方
入学要件は大学の公式サイトに「Entry Requirement」として掲載されていることがほとんどです。
ただ、全ての学部の入学要件を一つのページにまとめている大学もあれば、学部の詳細に紐づいて掲載しているパターンもあります。
その場合は、願書を提出したい学部の詳細情報にある「Entry Requirement」で確認してみてください。
ちなみに、日本人が多く進学する大学の学部情報へのリンクを貼っておきますので、必要な方はお役立てください
マレーシアの大学への出願から合格までのプロセス
マレーシアの大学受験は、出願した学生に対して随時合否が通知されるという流れが基本です。
出願できるのは高校を卒業した後ですが、在学中に予備審査という形で見込み合否の回答をもらうことも可能です。
願書の提出について
出願は、出願者用のサイトやページが設けられていることがほとんどで、アカウントを作成して願書を提出します。
願書提出の際は卒業証書など、大学が提示する書類も併せてアップロードします。

願書提出時に必要な書類
大学や学部によって求められる書類は若干異なりますが、基本的には以下の書類を提出します。
願書(Application form)
英文の高校の成績証明や卒業証明書
英語力証明書(IELTS・TOEFLのスコアなどを証明できるもの)
パスポートのコピー
パスポートサイズの写真
学校や学部によっては上記の他に「志望理由書」や「エッセイ課題」、建築やアート系学部の場合は「ポートフォリオ作品」も求められます。
成績証明や卒業証明は英文の書類が必要になります。
そのため、マレーシアの大学への進学を考えている場合は「英文の成績証明」や「英文の卒業証明」が必要になることを早めに担任の先生に伝えると良いでしょう。
また、「志望理由書」や「エッセイ」がある場合、英語の先生に監修してもらっても良いのですが、カレッジエッセイの監修をしてくれる業者も大学入試向けのエッセイの作成に慣れておりおすすめです。
なお出願前には必要書類や出願用リンクについて、一度大学側に問い合わせておくことをおすすめします。
自分で問い合わせるのはハードルが高いという人は、留学エージェントにお願いしてみても良いかもしれません。
合格通知について
合格すると「オファーレター」と呼ばれるものが送られてきます。
願書を提出してからオファーレターが届くまでの期間はまちまちですが、特に問題がなければ数日〜2週間程度で結果が届きます。
オファーレターが手に入ると、ビザの申請など、進学に必要な手続きに移ることができます。
予備審査について
マレーシアの場合は、高校を卒業するまで願書を提出できないのですが、在学中であっても成績証明書や卒業見込み証明などを大学に送ることで、仮の合否がもらえます。
基本的にIELTSのスコアは入学までにクリアすれば良いので、仮合格をもらっておくと留学準備が進めやすくおすすめです。
なお、英文の成績証明書や卒業(見込み)証明書は通っている高校によって発行できる時期が異なります。
いずれにしても担任の先生にはできるだけ早く相談をしておく必要があります。
まとめ
マレーシアの大学は、日本のような一発勝負ではなく高校時代に積み上げた成績と英語力で合否が決まります。
日本人留学生が多いモナシュやサンウェイ、テイラーズの場合、求められる評定平均は3〜4前後なので真面目に高校の勉強を頑張ってきた人であればそれほど難しくはありません。
一方、英語の入学要件であるIELTSのスコアの取得はギリギリまで苦戦する人が多いです。
そのため、マレーシアの大学への進学に興味がある場合は、とりあえずIELTS対策だけでも今から始めておくことをおすすめします。
出願はオンラインで行うことができ合格までのプロセスも決まっているので、それほど難しくないのですが、不安に感じるようであれば留学エージェントを利用しても良いでしょう。

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