
この記事では、マレーシアのマラヤ大学の寮や住居事情について解説します
マラヤ大学に留学する際の住まいは、キャンパス内の寮、キャンパスの外にある寮や民間の物件といった選択肢があります。
いずれの住居もメリットとデメリットがあるのですが、この記事ではそれぞれの住まいについて解説します。
マラヤ大学に留学する人はぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
マラヤ大学の寮の詳細
マラヤ大学周辺の民間住宅
この記事がおすすめの人
マラヤ大学に留学する人
マラヤ大学への留学を考えている人
マラヤ大学の寮
マラヤ大学には、KK1〜KK13と呼ばれるローカルの学生が中心に住んでいる寮(Kolej)、留学生向けのインターナショナルハウス、修士課程の学生が多く住むJapan Apartmentがあります。
寮(Kolej)
K K 1〜K K 13は、マラヤ大学に昔からあるタイプの寮で、それぞれキャンパス内に点在しています(K K 9のみキャンパス外)。

K K に住んでいるのはマレーシア人の学生が中心ですが、K K 10〜K K 13は比較的新しく、交換留学生も滞在しています。
月々の寮費はエアコンのあり/なしといった条件で異なり、15,000円(450リンギット)〜30,000円(900リンギット)程度です。
各寮にはコインランドリーや学習室、ミニマート、カフェテリア、ATMなどが備わっており、サッカー場やバドミントンコートのほか、カヤックができる池が隣接しているKKもあります。

こう書くとなんとなく暮らしやすそうに聞こえるのですが、シャワーは水しか出ない、虫が多く猿も出る(時には集団で)など、なかなか手強い環境ではあります。
ただ、学部の建物の近くの寮を選ぶと通学しやすく、寮には寮生会(寮の中の生徒会のようなもの)があり、さまざまなイベントや活動も経験できるといったメリットもあります。
まとめると、KKは色々な意味で、マレーシアらしさを感じることができる寮と言えます。
KK12の様子
KK12はKKの中では比較的モダンと言われている
KK10の様子
KK10には多くの交換留学生が滞在している
K K に興味がある人は、以下のリンク先から各KKの詳細ファイルがダウンロードできます。
基本的にマレー語の文書になりますが、K K 10は英語も併記されているので興味がある人は読んでみてください。
Japan Apartment
Japan Apartmentは、マラヤ大学のキャンパス内の東側にある寮で、修士課程の学生が多く住んでいます。
K K のように建物内に食事ができるところはなく、メインの通りからも坂をあがった場所にあるので車がないと不便かもしれません。
2〜3人の相部屋の場合、月々の寮費は12,000円弱ですが、光熱費は別で、入居時には敷金も必要です。

International House

インターナショナルハウスは4人で一つのユニットをシェアする形で、バス、トイレ、キッチンは共同です。
お湯が使えるシャワーやエアコンもあり、キャンパス内のKKと比較すると綺麗です。
大学からのシャトルバスがあり通学しやすく、日本からの交換留学生も多く滞在しています。
寮費は15,000円(450リンギット)〜30,000円(900リンギット)/月で、ユニット全体を借りると6万円弱(900リンギット)ですが、寮費には光熱費が含まれておらず、入居時には敷金も必要になります。

キャンパス周辺の住居
マレーシアは学生でも簡単に家を借りられるため、大学の近辺の家をシェアして住んでいる留学生も多いです。
マレーシアには一軒家やバンガローなど様々なタイプの住居がありますが、コンドミニアムはセキュリティがしっかりしており、ジムやプールなどの設備が充実しています。
マラヤ大学周辺の家賃相場は、コンドミニアムのグレードやエリアにもよりますが、部屋貸しは約20,000円(700リンギット)〜、スタジオタイプを一人で借りると50,000円〜(1,700リンギット〜)で、ユニット内で自分専用のバスルームがあるマスタールームはこの中間程度です。
大学からアクセスしやすいのは、路線バスや学校からシャトルバスが出ているKl Gateway Universiti駅近辺、Pantai Hill Parkエリア、インターナショナルハウス周辺です。
以下は各エリアのコンドミニアムの例ですが、家賃は高めだけれども駅から近く綺麗なKL Gateway Residence、ショッピングモールの上にあり便利なJaya One Residences、値頃感のある部屋が見つかるPantai Hill Parkなど予算や希望に合わせて幅広い選択肢があります。

キャンパス外の住居の探し方
マラヤ大学近辺の住居については、大学でも情報を提供しているのですが物件数が少なめです。
そのため良い物件が見つからない場合は、iProperty、Propertyguru、Mudah.my、RoomZ、Speedhome、といったサイトを使うこともできます。
ちなみに賃貸広告に「Room for rent」のような文言が含まれているものは部屋貸しになるので、シェアメイトがいない場合はこういった物件を探すと良いでしょう。
なお、マレーシアの賃貸広告の見方はこちらで解説しているので、キャンパス外の部屋を借りたい人は参考にしてください。
また、賃貸契約を結ぶ際には契約や賃貸に関連する費用の支払いが必要になりますが、現地の銀行口座は、学生ビザが手に入るまで作れません(入国後1ヶ月程度かかります)。
日本の銀行口座からエージェントの銀行口座に海外送金すると手数料が高額なので、Wiseのような海外送金サービスを使うことをおすすめします。
Wiseはデビットカードも発行できるので、アカウントを作っておくと何かと便利です。
通学手段の確保
キャンパス内の寮(KK)やインターナショナルハウスはシャトルバスが巡回していますが、民間の住宅に住む場合、通学手段を確保しなければなりません。
参考までに、以下はマラヤ大学が運航しているシャトルバスのルートです。

このうち、ルートCはキャンパスPantai Hill ParkやAngkasapuri、Bngsar South方面、ルートDはInternational House方面に行きます。
また、路線バスではT789がPantai HillparkやUniversiti駅方面のコンドミニアムがあるエリアを通るほか、T815でもマラヤ大学に向かうことができるので、学外の住居に住みたい人は参考にしてください。
なお、電車の最寄り駅は、キャンバスの南西側にあるUniversiti駅とKerinchi (KJ18)駅、北側の
Phileo Damansara (KG12)駅になっています。

学生はConcession Cardがれば交通費が半額になるので、公共交通機関を使って通学する人は活用してください。
まとめ
マラヤ大学に限らずマレーシアの留学生は、最初はキャンパス内の寮に入り、その後友人と一緒にコンドミニアムをルームシェアにするケースが多いようです。
ただ、不動産検索サイトには部屋貸しの情報も掲載されているので、大学の寮に住みたくない人は、こちらを参考にして探してみてください。
住環境は人によって求めるものが違うので、自分に合っていると感じる住居を選んでみてください。
なお、以下の記事では留学に必要な持ち物や、大型で軽量のスーツケースを紹介しています。
留学する際は何かと荷物が増えがちですが、荷物の取捨選択や軽量化にお役立てください。

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最後までお読みいただきありがとうございました。