DMM英会話の概要とIELTS対策に使う方法・目指せるスコア

この記事は

という人に向けた記事です。

ＤＭＭ英会話はＡＩによる英語学習ツールの無料提供や、１レッスン１６１円からという料金設定が魅力的なオンライン英会話教室です。

この記事ではＤＭＭ英会話の概要と、ＤＭＭ英会話でできるIELTS対策、目指せるスコアなどについて解説します。

IELTSを受験する人はぜひご一読ください。

ＤＭＭ英会話について

DMM英会話は２０１３年２月にサービスが開始された、講師数１万人以上を誇る大規模オンライン英会話教室です。

大規模で歴史があるオンライン英会話教室らしく、AIを搭載した無制限会話システムやAI講師による学習指導、独自無料アプリの提供など、レッスン以外のサービスもとても成熟しています。

２０２０年には経済産業省の先端的教育ソフトウェア導入実証事業に採択されたことを受け、個人だけでなく、全国 １６５校の教育機関や法人でも利用されています。

料金体系

ＤＭＭ英会話の１レッスンあたりの料金は、月々の受講回数と講師タイプによって変化します。

最も安いのは、世界１１４カ国の非ネイティブ講師によるスタンダードプランで１レッスンあたり１６１円で受講可能です。

一方、アメリカやイギリスの英語ネイティブ講師によるネイティブプランを利用した場合は、レッスンあたり５８９円が最安になります。

ＤＭＭ英会話の講師

ＤＭＭ英会話には、世界１２４カ国以上から１万人を超える講師が在籍しています。

採用基準は難関大学出身者や講師経験者としており、書類審査と面接だけではなくトレーニングとデモレッスンを経て最終試験に合格した講師のみが採用されます。

こういった厳しい採用プロセスが設けられていることもあり、DMM英会話の講師採用率はわずか５％となっています。

ＤＭＭ英会話の講師のタイプ

ＤＭＭ英会話には非ネイティブ講師、英語を第１言語とするネイティブ講師、日本人講師の３種類の講師が在籍しています。

それぞれの講師には特徴があり、まとめると以下のようになります。

教材

ＤＭＭ英会話では「オリジナル教材」と「出版社教材」の２タイプの教材が無料で提供されています

そして、その数は１４,０００を超えておりニュースを題材としたものから資格試験対策まで様々な種類があります。

オリジナル教材は会話はもちろん、文法や発音、写真描写、世界の文学など多岐に渡り、IELTS向けの教材も提供されています。

出版社教材は、ピアソンの「Side by Side」や、ケンブリッジ大学出版の「Grammar in Use」、ベストセラーにもなった「瞬間英作文シリーズ」、といった、英語学習の現場で親しまれてきた教材が並びます。

ＤＭＭ英会話でできるIELTS対策

IELTSスピーキング対策のレベルと概要

DMM英会話では、IELTS対策用として「IELTSスピーキング対策」という教材が提供されています。

「IELTSスピーキング対策」は文字通りIELTSのスピーキングセクションの対策を行うための教材で、実際のテストに基づいた質問や演習問題が含まれます。

「IELTSスピーキング対策」教材は、ＤＭＭ英会話でカテゴライズされているレベル４〜８ということで、IELTSスコアに換算すると３.０〜６.０程度の難易度です。

具体的には、レベル４（IELTSスコア３.５〜４程度）、レベル６（IELTS４.５〜５.０）、レベル８（IELTS５.５〜６.０）の３つのレベルになっており、各レベルともに２５レッスン＋５回分の模擬テストの教材が提供されています。

基本的に、それぞれの教材はIELTSスピーキング試験パート１〜３のいずれかを対象としており、模擬テスト向けの教材以外はテーマに関連する語彙や言い回し等の内容も含まれます。

各レベルの教材数

「IELTSスピーキング対策」の構成

「IELTSスピーキング対策」は教材ごとにテーマが設定されており、基本的に以下の内容が含まれます。

学習パートや難易度により若干異なる場合がありますが、基本的な学習の流れとしては、まず教材のテーマに関連する単語を講師の指示に従い復唱します。

そして、これらの語彙を使ったクイズや早口言葉などを通し、理解を深めます。

そしてテーマに関する語句のインプットや、習った語句を実際に使って話す練習を行います。

次に、レッスンの最後に行うIELTS形式の演習問題で使えるフレーズのインプットや、少し長めの文章や会話文の音読、質問、使える表現などについて学びます。

穴埋め問題はExercise 3の内容を元にした内容となっており、ここまでの学習をしっかりと理解している必要があります。（学習パートや難易度によって若干内容が異なります）

そしてレッスンの最後には、実際のIELTS試験に倣った形式で演習を行います。

この演習の設問は基本的にレッスン中（Exercise 3）で使ったものと同様になるため、自然な流れでテーマに関連する語彙やフレーズを使ったスピーキングを行うことができる構成になっています。

「IELTSスピーキング対策」の効果的な受講方法

教材の詳細を見てもらうとわかる通り、DMM英会話の「IELTSスピーキング対策」は学習ボリュームが非常に多く、スムーズに学習が進んでちょうどの２５分間程度の内容です。

そのため、効果的にレッスンを受けたい場合は、使いたい教材についてはあらかじめ語彙や言い回し、スピーチの内容などをまとめておいた後にレッスンを受けることをおすすめします。

また、レッスンノートからはレッスン時の音声や語彙などの復習ができるので、言い回しや単語の反復学習をしておくと良いでしょう。

》DMM英会話の詳細を見る

IELTS受験者へのおすすめ教材

DMM英会話では多数の教材が提供されているため、「IELTSスピーキング対策」以外にもIELTS対策として使える教材があります。

「テーマ別会話」の「物事の説明」

「Conversation Topics テーマ別会話」の「物事の説明」は様々なトピックについての説明や自分の考えを述べる練習ができます。

そのため、IELTSスピーキングセクションのパート３、できるだけ長く話すことを意識すればパート２で必要になるスキルを伸ばすことにも役立ちます。

会話はそれほど問題はないけれども、一人で英語を話し続ける力が弱い人はぜひ活用してください。

レベル４（IELTS ３.５〜４）の教材なので、「IELTSスピーキング対策」と併用しても良いかもしれません。

語彙やテーマのレベルに物足りなさを感じる人は、同じ「Conversation Topics テーマ別会話」の「Agree or Disagree 賛成と反対」もおすすめです。

Vocabulay 語彙

IELTSでは、特に高スコア帯の評価基準としてコロケーションやイディオム、句動詞といった熟語を使いこなすことが評価基準に含まれます。

そのためIELTSで高スコアを狙いたい人は、「Vocabulay 語彙」の「Phrasel Verbs 句動詞」や「Idioms イディオム」を使ったレッスンもおすすめです。

Daily News

Daily Newsは毎日更新されるニュース記事を題材とした教材です。

IELTSに１００％直結する内容ではないのですが、様々なトピックについての語彙やリーディング、議論などが学習できる構成となっているので、総合的な英語力の向上に役立ちます。

こちらの教材はレベル５〜１０ということでIELTSのスコアに換算すると４〜９程度の難易度になります。

Daily Newsは対応レベルが幅広いので、自分のレベルに合ったトピックを絞り込んで使うことをおすすめします。

WEB上にある教材

あくまでも講師によるのですが、ＤＭＭ英会話ではWeb上にある教材のURLを使ってレッスンをしてもらえる場合があります。

ただ、もし講師に断られてしまった場合は振替レッスンの対象にはなりません。

そのため、持ち込み教材でレッスンを受けたい場合は、自分で用意した教材でIELTS向けのレッスンをしてもらえるかをあらかじめ確認し、了解が得られたら次回のレッスンから使うという方法がおすすめです。

IELTS対策レッスンを受ける方法

DMM英会話でIELTS向けのレッスンを受ける際には、IELTS対応講師にレッスンを依頼する必要があります。

IELTS対応講師は、予約に講師を検索条件に「IELTS」を入力すると絞り込むことができます。

そして、レッスン予約画面で、レッスン内容を「オリジナル教材」の「IELTSスピーキング対策」とし、そのほかの希望事項などがあれば合わせて入力します。

もしこの時点で使いたい教材が決まっている場合は「その他の希望」欄に「IELTSスピーキング対策、Level 4のレッスン０１の教材が使いたい」というようなことを記入することも可能です。

予約されたレッスンはログイン画面に表示されるので、レッスン時間になったら「レッスンページに入る」をクリックし受講します。

ＤＭＭ英会話で提供されている無料サービス

DMM英会話では、講師とのレッスン時以外にも無料で使える英語学習サービスを提供しています。

以下順に紹介していきます。

AIロールプレイ

AIロールプレイはAIとの英会話練習ツールです。

ＤＭＭ英会話を利用していればマイページの「AIロールプレイ」からアクセスできます。

AIロールプレイでは日常的な内容を中心に、８０以上のシチュエーションにおけるロールプレイが行えます。

以下は実際にAIとロールプレイを行っている画面例になりますが、お題に沿って音声で会話、または入力すると、返答と自分の英語に対するフィードバックが返されます。

２４時間いつでも無制限で使えることができ、途中で切り上げる際に気を使う必要もないので、スキマ時間を活用しての英語力向上にも役立ちそうですね。

AI講師

AI講師は、few とLittleの違いなど英語に関する疑問に答えてくれるAIツールで、トップページの「AI講師に質問」をクリックして使います。

AI講師には日英どちらで質問することもでき、質問した言語で回答をしてくれます。

AI講師は２４時間いつでも利用できるので、疑問点をその場で解消できます。

学習中、なんとなくもやもやする不明点がある時にはぜひ活用してください。

iknow

iknowは、脳科学と認知心理学に基づいた反復学習メソッドによる特許取得の、単語学習アプリケーションです。

iknowはトップページ上部のオレンジ色のフクロウをクリックするとアクセスできます。

DMM英会話の会員特典として使う場合は、ログイン→「DMM.comでログイン」→「 iKnow! 新規登録」という流れで設定を行う必要があります。

iknowでは大学受験、英検、TOEIC対策コースなど様々な分野のコンテンツが提供されています。

英語力に不安がある人はレッスンでよく使う表現やフレーズも学習できるため、ぜひご活用ください。

公式アプリ

ＤＭＭ英会話では公式のアプリも提供されています。

アプリには上記で紹介した「AIロールプレイ」や「AI講師」のほか、毎日記事が更新される「Daily News」なども含まれています。

スマホにインストールしておけばスキマ時間にも英語学習ができるので、ぜひ英語力向上にお役立てください。

無料体験レッスンの申し込み方法

ＤＭＭ英会話では２回の無料体験レッスンを受けることができます。

以下は手順になるので、無料体験を受けてみたいという人は参考にしてください。

まずはここをクリックして表示された画面の「まずは無料体験」をクリックします。

次に表示された画面では会員登録をします。

この際、すでにＤＭＭの他のサービスを利用している場合は「ログイン」新規登録をする場合は新規登録をクリックします。

メールアドレスと設定するパスワードを入力し「認証コードを送信する」をクリックするとメールアドレス宛にコードが送信されます。

認証コードを入力し、「ＤＭＭ会員登録する」をクリックするとＤＭＭ会員の登録が完了です。

次の画面ではＤＭＭ英会話のアカウント情報入力画面になるので、ニックネーム、メールアドレス、利用規約に同意にチェックを入れて「送信」をクリックするとDMM英会話への登録が完了します。

なお、無料体験レッスンは、表示されている講師または「そのほかの講師を探してみる」から講師を探しレッスンを予約することができます。

なお、無料体験の場合は非ネイティブ（日本人講師も１回のみ選択可能）によるレッスンになります。

そのため講師を検索する場合は国籍をスタンダード、またはスタンダードと日本人の部分にチェックを入れます。

絞りこみ検索をクリックすると、条件に合うレッスン可能な講師が表示されるので、プロフィールを確認し希望する講師の「予約可」の時間帯をクリックします。

そうすると、予約内容を入力する画面が表示されるので、利用したい教材や希望するレッスンスタイルを選択し「予約する」をクリックして予約完了です。

予約が完了するとマイページに予約しているレッスンが表示されます。

レッスンの時間になったら「レッスンページに入る」をクリックするとレッスン画面に推移することができます。（スカイプやZOOMなどのインストールは不要です）

なお、レッスン終了後にはレッスン履歴の「レッスンノート」や「レッスンページに入る」から受講し終えたレッスンの復習も可能なのでぜひ活用してください。

ＤＭＭ英会話で目指せるIELTSスコアとおすすめの人

DMM英会話で提供されているIELTS対策教材は３.５〜６.０レベルとなっていますが、パート１からパート３の内容を滞りなく回答できるようになればもう少し上のスコアも狙えそうです。

ただ、DMM英会話で非ネイティブ講師の中心であるフィリピン人のIELTSスコアの平均は６.８です。

そして、IELTSでスコア８〜９を狙う場合、幅広い語彙や一般的ではない熟語を使いこなせるだけではなく、特にスピーキングではL1（母国語）アクセントが明瞭さに与える影響がほぼないといったことも評価基準に含まれます。

非ネイティブ講師のIELTS平均スコアが一般的な国別の平均値よりも高いとしても、特に発音については英米のネイティブには及びません。

そのため、IELTSでスコア８〜９を狙う人にとっては、やや費用は嵩みますが、ネイティブのIELTS試験官経験者からの指導が受けられるCamblyがおすすめです。

ぜひDMM英会話をIELTSの目標スコア達成にお役立てください。

なお、以下の記事ではIELTS対策ができるオンライン英会話教室をまとめて紹介しています。いろいろ比較検討してみたいという人はぜひ参考にしてください。

また、以下の記事では無料で使えるIELTSの模擬試験を紹介しています。

IELTS受験の際はぜひこちらもご活用ください。