海外の大学の卒業率について考えたことはありますか?
米国教育統計センターによると、アメリカの場合、いわゆる大卒資格である学士号取得コースを6年以内に卒業する学生の割合は64%と、非常に低い数字になっています。
6年以内に大学を卒業できない理由はさまざまですが、留学生の場合「英語」も留学を中退という形で終わらせないための重要な鍵になります。
この記事では「海外の大学に入学後に必要になる英語の学習方法」を解説します。
この記事でわかること
海外の大学に進学/留学する人
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海外の大学に入学後に必要になる英語の身につけ方
海外大学留学を失敗させないための英語とは?
海外の大学に入学後に必要になる英語は、
大学の講義が理解できる
一定のスピード以上で英文を読むことができる
考えていることを会話、または文章で表現する
といったことをアカデミックな場面で使いこなせるレベルの語学力になります。
海外大学の願書提出時に求められる「IELTS」や「TOEFL」などの学習では、普段の生活で必要になるいわゆる日常会話であれば最低限のレベルに達することはできます。
ですが、大学では
専攻に関連する単語の理解
ディベート
ディスカッション
プレゼンテーション
アカデミックライティング
といったことを英語で行うための力が必要になります。
こういったタスクに必要な英語の準備をしないまま海外の大学に進学してしまうと、入学後にとても苦労をします。
そして、場合によっては満足な成績が取れずに留年、または途中で留学を諦めて帰国するという事態が発生します。
JASSO 海外留学情報サイト体験レポートの例
そのため、海外大学への留学を失敗させないためには「IELTS」や「TOEFL」レベル以上の、「海外の大学に入学した後を見据えた英語の学習」をしておくことが、大切なポイントになります。
海外の大学で必要になるリスニング力の身につけ方
リスニングは、何よりもインプット量を増やすことが重要です。
そして、大学の授業についていけるようにするためには、自分の専攻に関連した英語をより多く聞いておく必要があります。
これには「Audible」が最適です。
Audibleは、会員になると12万以上のオーディオブックが聴き放題になるサービスです。
そして、Audibleが大学進学準備としての英語学習に最適な理由は、Audibleは日本語だけではなく洋書のオーディオブックも選べる点です。
また、検索条件に設定できるカテゴリーも、政治や経済、科学、工学など、大学の専攻と同様の分野のオーディをブックを探すことができます。
Audibleはプロのナレーターが書籍を読み上げるので、良質な英語のインプットが可能です。
30日間無料で使うことができるので、大学入学後に困らないリスニング力の強化にぜひ役立ててください。
海外の大学で必要になるリーディング力の身につけ方
リーディングもリスニングと同様に、専攻に関連する英文や単語をどれだけ多くインプットできているかが鍵になります。
とはいっても洋書は価格が高く、一冊ずつ購入するといくらお金があっても足りません。
そのため、狙い目なのはKindle Unlimitedのような電子書籍が読み放題のサービスです。
インターネット上にある関連する文章を読んでも良いのですが、Kindle Unlimitedの場合5万冊以上の洋書を辞書機能付きで読むことができるので、効率の良い学習が可能になります。
Kindle Unlimitedは30日無料で利用することができるので、大学の専攻に関連した洋書をぜひたくさん読んでください。
海外の大学で必要になるスピーキング能力の身につけ方
海外の大学ではグループワークなどにおける「ディスカッション」や「プレゼンテーション」など、自分が考えていることを表現できるスピーキング能力が求められます。
会話ベースと違いやや高度なスピーキングの力が必要になるので、一般的な英会話ではなく「テーマについて自分の考えを述べる」教材を利用した学習が不可欠です。
スピーキングは、オンライン英会話が最もコスパよく学習できるツールとなりますが、特に以下の3つは「ディスカッション」や「スピーチ」の練習ができる教材が提供されています。
ちなみに、「CAMBLY」は、英語を母語とするイギリスやオーストラリアなどの講師による指導になるため、表現力や語彙がとても洗練されています。
より高度な英語のコミュニケーションスキルを身につけたい場合はぜひ利用してみてください。
海外の大学で必要なライティング力の身につけ方
英語によるライティングは講師からの個別添削が受けられる講座が最も確実で質の高い学習ができますが、書いたものをすべて添削してもらおうとすると費用がかさみます。
そのため、量的な学習についてはAIによる無料採点が受けられる「Write & Improve」がおすすめです。
一方質的な学習については個別指導が必要になるので、フルーツフルイングリッシュやIDIYといったコスパの良いサービスの利用がおすすめです。
また、大学の課題として課されるレポートなどについては、いわゆる英文作成以上の知識が必要になります。
以下の記事では無料でアカデミックライティングを無料で学べる講座を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
海外の大学は課題が多く、渡航前にしっかりと英語の準備をしておくことが留学を失敗させないための鍵になります。
特にレポートや小論文などのアウトプット系課題は成績に対しての影響が大きく、進級の可否にも直結します。
英語力は、学習や生活などすべての基本になるので、英語力が高すぎて困ることはありません。
逆に入学最低ラインの「IELTS」や「TOEFL」スコアレベルの英語力の場合、かなり苦労をすることになります。
海外の大学に進学した後の生活を有意義で充実させたものにし、その後のキャリアにもつなげることができるように、ぜひ今日から英語の準備を始めましょう。
【リスニング】
【リーディング】
【スピーキング】
【ライティング】