当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

【海外留学】出発前の渡航準備〜チェックリストと注意点

smile globe

この記事では海外留学前の渡航準備や、渡航準備を行う上での注意点を解説します。

海外留学をするにあたって必要な渡航前準備は、荷造りや航空券の手配、役所への手続き、送迎手配、現地支払い手段の確保など多岐にわたります。

はじめての留学の場合、出発前の渡航準備はどんなことをすれば良いのかイメージしづらいものですが、準備が中途半端だと渡航後に余計な苦労をするリスクが高まります。

この記事では、留学する人が渡航前にやっておくべきことについて、注意点を交えながら詳しく解説します。

やるべきことを把握しやすくするためにチェックリストも作ってみましたので、これから渡航準備をする人だけでなく、既に渡航準備が終わったという人も渡航前の最終確認にお役立てください。

この記事でわかることとおすすめの人

この記事でわかること

留学する人が渡航する前にやっておくべきことのチェックリストと詳細

渡航準備をする際に参考になる公的機関サイトへのリンク

この記事がおすすめの人

留学するにあたって渡航準備をする人

海外への留学が決まっており、入学許可やビザも取得済みの人

出発前の渡航準備チェックリスト

早速ですが、以下は留学が決まった人が出発前にやっておくべきことのチェックリスト一覧です。

この一覧では概要のみをまとめてありますが、次章以降では公的機関のサイトへのリンクなども交えながら詳しく解説していますので、このまま読み進めて出発前の渡航前準備にお役立てください。

やること 概要
荷造り 持ち込み禁止品や重さ、預け入れ荷物と機内持ち込み荷物の分け方に注意。
現地での決済手段の確保 デビットカードやクレジットカードを2枚くらい作っておく。現金は小額紙幣で数日分用意。
航空券の手配 入国可能日や到着日時に注意。休日や夜間の到着は避ける。
サブスク等の解約 海外からアクセスや制限がかかる有料のサブスクやサービスは休会や解約を検討。
SIMの解約/乗り換え SIMは解約するか、月額料金が安いものに乗り換える。
役所への届出/手続き 国外転出届の提出と、希望者はマイナンバーカード、年金、在外選挙登録などの手続きをしておく。
現地到着後に備えた準備 空港からの送迎手配や、旅行用SIMなど当面の通信手段の準備、現地で使うアプリのインストールなど。
そのほか 現地情報の収集、オンライン入国カード提出など。

荷造りについて

前提事項として、飛行機に預けられる荷物の重さには制限があります。

そのため、日用品などは現地調達を心がけ、持っていくのは日本でしか手に入らないものや、必要最低限のものからスーツケースに詰めるようにしておくと、荷物が入りきらなくて荷造りをし直すという事態を避けられます。

また、見落としがちなのがスーツケースそのものの重さで、特に大型スーツケースは5kgを超えるようなものもざらにあります。

1〜2Kgの違いでも持っていける荷物の量大幅に変わってしまうので、スーツケースはなるべく軽いものを選ぶようにしましょう。

Ryu Smile4 120日本国内で飛行機を乗り継ぐ場合

国内線と国際線で航空券を別々に購入する場合、国内線と国際線で預け入れられる荷物の重さが異なる場合があります。
そのため、航空券はできるだけまとめて購入することをおすすめします。
もし分けて購入する場合は、空港宅配などを利用してスーツケースを国際線の出発空港にあらかじめ送っておくと良いでしょう。

渡航先の国に持ち込めないものに注意

渡航先の国で持ち込みが禁止されているものは荷物に入れてはいけません。

日本人の場合、米やレトルトのカレーや牛丼の具などを持って行こうとする人がいますが、肉製品や米は持ち込めない国があるので注意が必要です。

持ち込み禁止品の例

飛行機の搭載ルールに注意

飛行機の場合、航空搭載不可、あるいは機内持ち込みはできるけれども預け入れは不可といった物があります

また、国際線の場合、液体物やモバイルバッテリー等を機内に持ち込む方法や量にも制限があるので注意しましょう。

機内持ち込みできないものの例

ビザ関連書類は手荷物に入れる

渡航先の国での入国審査の際に、入学許可証(オファーレター)や滞在先についての証明が必要になる事があります

入国審査は預け入れ荷物を受け取る前に通過するので、こういったビザ関連の書類は機内持ち込み荷物に入れておきましょう。

【入国時に必要な書類参考】

支払い手段の準備

現地での支払い手段は、盗難時にも補償が受けやすいデビットカードやクレジットカードがおすすめです。

デビットカードについて

デビットカードは三菱UFJのような銀行が発行しているものもありますが、日本円への換算時にカードブランドが設定した為替レートが使われるため請求額が多くなり、加えて海外事務手数料もかかってしまいます。

デビットカードの為替レートと海外手数料の例
三菱UFJデビットの例

そのため、こういった手数料を払いたくない人は、ミッドレートで両替でき、アカウント内に対象通貨がある場合はカード利用時の手数料もかからないWiseのデビットカードがおすすめです。

Screenshot
Wise は海外手数料がかからない

Wiseは、海外のATMでの現地の通貨を引き出しや、安い手数料で海外送金ができるなど、留学する人が使いやすい機能が豊富なのでぜひ活用してください。

クレジットカード

クレジットカードも銀行系のデビットカード同様、海外で使った際には海外事務手数料などがかかるのですが、後払いで使える決済手段として1枚持っておくと安心です。

クレジットカードの場合、支払いに使うという機能面はどのカードでも大差はないのですが、年会費の有無や海外旅行保険などの付帯サービスはカードごとに異なるので、留学するにあたってメリットが大きいものを選ぶと良いでしょう。

》クレジットカード付帯の海外旅行保険を長期滞在で活用する方法

ただ学生が初めて作るクレジットカードは使える限度額が低いので、クレジットカードをメインの決済手段として考えている人は、親の限度枠が使える家族カードがおすすめです。

おすすめ記事
家族カードが発行できる留学におすすめのクレジットカード

家族カードが発行できる留学におすすめのクレジットカード

smile globe

クレジットカードやデビットカードの番号と紛失/盗難時の連絡先は、万が一の際に備えてメモしておこう!

現金

アメリカやカナダ、イギリス、オーストラリア、マレーシアといった日本人が多く留学する国では、絶対に現金が必要な場面があまり思い浮かびません。

強いて言えばコインランドリーでカードが使えないところがあるくらいでしょうか。

Wiseを使えば現地のATMで現地の通貨を引き出すこともできるため、持っていく現金は小額紙幣を少し財布に入れておく程度で充分ですが、不安な人は以下の図を参考に現地で2〜3日程度過ごせる程度のお金を用意しておいても良いかもしれません。

各国の1日あたりの生活費概算

航空券の手配

渡航日について

航空券は、学校から指定された渡航日時があればその日、特に決められていない場合は入寮日を目安に手配すると良いでしょう。

到着時間は、何かあった時に対応してもらいやすいオフィスアワーを基本とし、夜間に到着する便はできるだけ避けるようにしておいた方が無難です。

また、アメリカやオーストラリア、マレーシアといった国々は、国全体の祝日の他にも州ごとに定められた祝日もあるので、あらかじめ確認しておきましょう。

【各国の祝日】

アメリカ:

American holidays

イギリス:

UK bank holidays

オーストラリア:

Australian public holidays

カナダ:

Public holidays

マレーシア:

祝祭日と主なイベント

なお、ビザによって入国できるタイミングが決められている場合があるので、自分で渡航日を決める際にはこちらも確認した上で航空券を手配する様にします。

ちなみに、アメリカやイギリスで長期留学を目的としたビザを持っている場合は、コース開始の30日前から、カナダはビザが有効であれば入国できます。

【ビザと入国日のルール】

Ryu Smile4 120航空券は学割の利用もおすすめ

航空会社によっては、学割や学生向けのサービスを提供していることがあります。学生向けのサービスの内容は航空会社によって異なりますが、Trip .comを使うと学割運賃を一括で検索できるので、ぜひ活用してください。

学割運賃の検索方法

サービスやサブスクの解約/見直し

日本の携帯(SIM)

留学中は現地のSIMを調達することになるため、日本で使っていたSIMを使うことはほぼありません。

ただ、解約してしまうと今まで使っていた携帯電話番号が使えなくなってしまうので、番号をキープしておきたい人は月額料金が安いSIMに乗り換えておくと良いでしょう。

最安なのは、月額料金がかからないPovoですが、Povoは、有料のトッピングを追加しない期間が180日間以上あると契約が解除されるというリスクがあります。

半年ごとのトッピングの追加を絶対に忘れない自信がある人はPovoでも良いのですが、忘れそうな人は月額280円払えば確実に電話番号をキープできるHISモバイルがおすすめです。

smile globe

海外にいると日本のことはアウェーになりがちなので、日本国内で発生する事務的な作業はできるだけ最小限にしておいた方が安心だよ

》HISモバイルの詳細を見る

海外から利用できないサービスの解約など

メルカリやPayPay、U-NEXTやニコニコ動画動画など、海外からはアクセスできない、または海外からの利用にあたっては機能制限がかかるサービスがあります。

こういったもののうち、月額料金がかかるサービスは解約や休会といった手続きをとっておくことをおすすめします。

VPNを通せば使える場合もありますが、その際は規約をよく読んで判断してください。

役所関連の手続き

国外転出届

1年以上日本国外に滞在する場合、国外転出届の提出が必要です。 

国外転出届は住民票がある役場の窓口のほか郵送でも提出できますが、マイナンバーカードや国民年金等の手続きも行う人は窓口での手続きがおすすめです。

なお、国外転出届の提出にあたっては、本人確認書類が必要になるので学生証や免許証等を忘れないようにしましょう。

また、届出ができる時期は役場によって1ヶ月〜2週間前からなどまちまちなので、詳細は自分が住んでいる市町村に確認した上で手続きをしてください。

国外転出者向けマイナンバーカードへの切り替え(希望者)

国外転出届を提出すると、マイナンバーカードが使えなくなります。

もし国外転出後もマイナンバーカードを使えるようにしておきたい人は、国外転出者向けマイナンバーカードへの切り替えが必要です。

希望する人は、国外転出予定日の前日までに、住民票がある自治体の窓口にマイナンバーカードを持っていくと手続きをしてもらえます。

参考:マイナンバーカードを国外で利用する

年金の任意加入手続き(希望者)

20歳を超えると年金の支払い義務が発生しますが、日本国内の大学や専門学校などに通っている場合は学生納付特例制度により保険料の支払いが免除されます。

一方、進学先が海外である場合は学生納付特例制度の対象外となるのですが、国外転出届を提出することで国民年金の支払い義務がなくなります。

ただ、国外に転出していても任意加入の手続きをすることで、保険料を納めることも可能です。

年金は老齢年金だけでなく、怪我や病気などで障害が残った際の障害年金も支給されるため、保険商品として捉えると悪くないと個人的には思うのですが、この辺りについては各自の判断になります。

在外選挙人名簿登録(希望者)

海外に住んでいても日本国籍があるかぎり選挙権があります。

ただ、海外から投票する場合は在外選挙人名簿登録を申請しておく必要があり、これは住民票がある役場で手続きを行います。

海外からの投票行う際は在留届の提出も必要になるのですが、オンライン在留届(ORRネット)を利用すると日本を出発する前でも届出ができるので利用してみてください。

役場関係の手続き

現地到着後に必要なものの準備

空港〜寮(ステイ先)間の移動手段の手配

現地空港から寮や住居までの移動に公共交通機関を利用する人もいますが、治安に不安がある地域を通る場合もあり、また、慣れない土地で大きなスーツケースを持って移動するのは大変です。

そのため、空港から滞在先までの移動手段もあらかじめ手配することをおすすめします。

大学や語学学校で送迎を提供している場合はそちらを利用すれば良いのですが、自分で手配する場合、Veltraを使うと日本語対応も可能なドライバーを探すことができるので、必要な人はお役立てください。

なお、とにかく費用を抑えたいという人はUberやGrabなどのライドシェアも選択肢になりますが、ライドシェアは渡航先の国での通信手段が確保できており、現地事情に慣れており、語学力にも不安がない人向きと言えるでしょう。

Ryu Smile4 120送迎サービス利用時の注意

送迎サービスを使う人は多いと思うのですが、空港では到着客を狙った犯罪も発生しているため注意が必要です。送迎サービスを装った偽物による被害もあるので、迎えに来てくれた人の身元は必ず確認するようにしましょう。

偽の出迎えについての注意喚起
海外安全マニュアル(海外法人安全協会)
smile globe

スーツケースについている荷物タグも到着ロビーに出る前に外しておいたほうが無難だよ

現地での当面の通信手段の確保

渡航先の国に到着してからでSIMを購入するまでの間の通信手段としては公共Wifiを使うという手もありますが、公共Wifiはセキュリティ的には安全とは言えません。

渡航先の国に到着してすぐは現地事情がわからないこともあり、ネットを使って調べたい事が多々あります。

そのため、日本を出発する前に渡航先の国で使える旅行者用のSIMeSIMなどを用意しておくとよいでしょう。

現地で使うアプリのインストール

海外で生活するにあたってインストールをしておくと生活しやすくなるアプリがあります。

代表的なのは日本のLINEにあたるところのWhatsappというメッセージアプリで、海外では連絡手段としてWhatsappが広く使われています。

また、海外では自家用車の運転手をタクシーのような感覚で使えるライドシェアが広く普及しており、こういったアプリもインストールしておくと移動しやすくなります。

ライドシェアアプリは地域によって普及しているものが異なるのですが、とりあえず、北米やヨーロッパ、オセアニアはUber、東南アジアはGrabをインストールしておくと良いでしょう。

地域別主要ライドシェアアプリ
北米 Uber、Lyft
ヨーロッパ Uber、Bolt
オセアニア Uber
東南アジア Grab

そのほか

オンライン入国カード/電子渡航認証

国によっては、オンラインで入国カードや電子渡航認証を事前に提出する必要があります。

オンライン入国カードや電子渡航認証は入国時に必要になることもあるので、印刷したものを機内持ち込み荷物に入れておきましょう。

【オンライン入国カードや電子渡航認証の導入状況】

マレーシア(必須): MDAC (記入方法) *偽サイトに注意!

イギリス(留学期間が6ヶ月以下の場合): ETA

カナダ(留学期間が6ヶ月以下の場合): eTA

 

なお、アメリカは入国前の手続きは不要ですが、入国後にCBPのサイトから出入国記録(I-94)を印刷しておきましょう。

オーストラリアは機内で紙ベースの入国カードを渡されるので事前の手続きは不要です。

現地情報の収集

国によっては水道の水が飲めない、狂犬病や蚊を媒体とする病気が発生している、あるいはデモやテロが発生しやすい地域があるなど様々な事情があります。

よくある犯罪の手口や、治安状況、宗教に伴う文化、政治状況、衛生環境、疫病などについては外務省の海外安全ホームページや厚生労働省のFORTHなどで確認できるので、一度目を通しておくことをおすすめします。

なお、海外旅行者向けですが、外務省によるトラブル回避マニュアルにも、よくある犯罪の手口などが紹介されているので読んでおくと安心です。

なお、Jassoの学生の体験レポートでは、実際に留学した学生によるリアルな現地事情を知ることができるので現地で学生として生活する上での情報の収集にお役立てください。

緊急連絡先の確認

緊急時に備えて、現地の日本大使館や、医療保険を使うことになった際の連絡先、クレジットカード紛失時の連絡先もスクショとメモの両方で持っておきましょう。

各国政府による留学生向けの情報

留学を目的として渡航する学生を対象として、渡航前準備についての情報を発信している国もあります。

英語になりますが、国ごとの詳細情報を収集したい人はお役立てください。

【公的機関による学生向け渡航準備情報】

アメリカ:

渡米前チェックリスト

オーストラリア:

Preparing to travel

オーストラリア:

Your travel checklist-Organise your documentation (Study Melbourne)

カナダ:

Information for INTERNATIONAL STUDENTS

学内手続き

大学の交換留学の場合は、学内での申請手続きなどに抜けがないかもチェックしておきましょう。

また、留学先で習得した単位を認めてもらうために必要な書類や資料についても確認しておくことをおすすめします。

まとめ

留学先の学校から入学許可をもらい、学生ビザの許可がおりるとなんとなく留学準備が整ったように感じてしまいがちですが、渡航前準備はやらなくてはいけないことが多く、漏れがないように注意する必要があります。

いずれにしても、特に送迎手配や当面の通信・決済手段の確保は、現地到着後の生命線とも言える大切なものなので、しっかりと準備するようにしてください。

関連記事